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第23回日本検査血液学会学術集会

ご挨拶

第23回 日本検査血液学会学術集会
大会長 矢冨 裕
(東京大学大学院医学系研究科 臨床病態検査医学)

 第23回日本検査血液学会学術集会を、2022年7月30日 (土曜日)- 31日(日曜日)に東京大学本郷キャンパスで開催させていただきます。都内での開催は2013年(第14回)以来となります。貴重な機会をお与えいただきましたことに御礼申し上げます。皆様のご指導・ご協力をいただき、是非とも素晴らしい学術集会にしたいと考えていますので、よろしくお願いします。

 日本検査血液学会は、「検査血液について語り学ぼう」を合言葉に、2000年(平成12年)3月25日に設立されました。そして、その年の7月22日-23日に、記念すべき第1回の学術集会が東京大学本郷キャンパスで、安田講堂を中心会場として開催されました。私の恩師であり、本学会の第2代理事長を務められました中原一彦先生が大会長で、「2000年からの出発―飛躍しよう新しい世界へ―」がテーマでした。猛暑の中、それをものともせず、参加者が、希望にあふれ、楽しく学び、熱く議論していたことを今でも鮮明に覚えています。本学会の原点ともいうべき学術集会でした。それから20年以上が経ち、当時はまだ本学会に入会されていなかった会員の方々が多くなってきたと思いますが、その時のことを記憶されておられる会員も少なくないと感じています。

 その後、血液検査に関わる医師・技師・企業が協力して活動し、本学会は大変順調に発展し、ほんとうに立派な学会になりました。現在、私は、本学会の理事長を務めさせていただいておりますが、まさにこのことを実感しており、これも関係各位のご努力とご協力の賜と考えており、感謝の気持ちで一杯です。

 順調に発展してきた本学会ですが、設立時と比べ規模は格段に大きくなり、新たな課題も出てきています。そのような時こそ、本学会が設立された時の原点に戻りたいという意味で、大会テーマを「原点を見つめ直そう! 日本検査血液学会」とさせていただき、会場を東京大学本郷キャンパス、安田講堂を中心会場にさせていただくことにいたしました。

 第21、22回学術集会は、新型コロナ感染症のため、たいへん厳しい対応を余儀なくされました(それでも立派な学術集会となりましたこと、関係者に心より敬意を表します)。第23回学術集会がどうなるか、現時点では確定できませんが、WEB併用のハイブリッド開催として準備を進めつつ、できれば、多くの方々に会場に集まっていただけるような形で進めていきたいと考えています。

 皆様に喜んでいただけますように、実行委員会、事務局メンバー全員が誠心誠意、頑張っていきたいと思います。第1回の学術集会同様、7月の東京の暑さをものともしない熱い学びの場となりますよう、心から願っています。多くの皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。

2021年10月吉日

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